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日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点
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| ジャンル: | 本
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| 発送可能時期: | ご確認下さい
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| 参考価格: | ¥ 1,680 (税込)
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閉鎖社会から信頼社会へ 最初、安心社会と信頼社会に分けられている事に戸惑ったが読み進む
うちに自分なりに整理できた。
「日本人は個人主義者」と言うことは自分自身漠然とそう思っていたが、
その気持ちが裏付けられた。
何か社会的な事件が起きるたびに、行政の管理監督をマスコミも
訴えるが、業瑛に頼らなくていい社会制度を作る必要性も説いている。
行政に頼ることは、結果的に(準)公務員を増やし、そのために税金が
使われることになる。そう考えると、行政に頼らない信頼性の担保が
必要になる・・・・・
データの提示が少なく論理展開の信憑性に難があるので減点としたが、
示唆に富む著作であることに変わりはない。
「正直者が得する社会に」の考え方は、企業内の組織風土作りにも
活かせると思います。
■日本が真の国際社会のリーダーになるには”武士道”ではなく、”商人道”を極めることが必要 ・初めて著作を読ませて頂きました、この先生は「本物」ですね。
・日本はポテンシャル十分だが国際社会でリーダーたり得ていない、
また国際社会にも順応できていない、さて、どうしたら良いのか?
・「これまで日本人が共有してきた様々な価値観が揺らぎはじめ、社会としての一体感が失われているのは否定できないでしょう。」「だが、? 問題に対処するにあたって、いきなり「心構えが悪い」というのでは議論が終わりになってしまい、本当の解決に結びつかない。」「戦前の軍人があらゆる問題を精神論で片付けようとしたことと同じだ」
・さて、どうするか?
?結論から書くと、「信頼社会」を作ることだ。
?但し、いきなりは移行できないので、その手前の地ならしでは”臨界質量”が重要だと。小中学校でおきるイジメ問題の解決をメタファーに説明しています。
真理として「多くの人は雰囲気に同調する弱い人間」なのだから、イジメに反対する人間の割合がある一定以上になると、格段に起きにくくなる、その比率を”臨界質量”と呼んでいます。それは40%で良いと。40%を超えるとその数が雪だるま式に増えて、87%まで到達できる可能性が高いと。
→つまり、元々意志が強い人間が15%程度、残りの比較的イジメ反対はが15%居れば、残りの浮遊層の10%が説得できればイジメは防げると。
(当然のことながら親や先生の介入だけで解決しようということには基本的に反対の立場。私も同感です。)
?また「信頼社会」を気付くにはルールが重要だ、とも。ルール作りに欠かせないインフラとして”評判”をあげています。
オークションの評価のようなものです。オークションが機能不全を起こさない理由も書かれていますが、ネガティブチェックからポジティブチェックに移行するメカニズムに触れられています。
・最後に、ココが最も重要ですが、武士道と商人道は真逆の思想であって、「混ぜてはいけない!」と強調されています。ココは目鱗でした。武士道はそもそも閉鎖社会に最適なルールであった為、これからの日本が目指す方向とはアンマッチ。いいとこ取りは、「無秩序」の始まりであると。
→武士道の強調=精神論での解決は百害あって一利無しのようです。
いろいろ考えさせられ面白い この本は、山岸さんの書いた名著「信頼の構造」や「安心社会から信頼社会へ」と類似の内容を、編集者と協力して入門書として分かりやすく表現したものといってよいと思う。
昔はよかった式の批評のおかしさ、心の教育のむなしさを指摘し、日本人らしさという幻想を、社会心理学やゲームの理論、そしていろいろな実験結果を用いて崩していく。
そして、日本は安心社会(閉鎖的で限られた人々との間でしか取引をしない社会)から信頼社会(オープンで誰とでも取引をするけれど、その分リスクもある社会) へ移行期にあるが、それがうまく行っていない。
その理由は、信頼社会に必要なのは、
統治の倫理・武士道精神(規則遵守、位階尊重、忠実たれ、伝統堅持、勇敢であれ、剛毅、排他的)ではなく、
市場の倫理・商人道精神(他人や外国人とも気安く協力せよという精神、正直たれ、契約遵守、勤勉たれ、楽観せよ、競争せよ、創意工夫の発揮など)
であるがそれが分からず、間違って対応している点にあるとする。たとえば、信頼社会に、組織への忠誠心のような武士道から派生したものを入れるために汚職が起こってしまうという。そしてこのような不祥事に行政に企業をより厳しく監視させようとするマスコミなどの行動をおろかなことと批判し、人々からポジティブな評価を得た人が得をする社会の仕組みを作るべきであると主張する。
最近の社会の状況を見ていると、このあたりはなるほどと思う点が多い。しかし、商人道精神があれば不正が起こらないかというとそうでないようにも思え対応は簡単ではなさそうである。
いずれにしても、簡単に読める本でありながら、いろいろ考えさせてくれる点が多く非常に面白いお奨めの本といえよう。
正直ものが得をする いい話です。
「正直でいろ!」と頭ごなしに言うのではなく,この本のように理論的に言われれば
だれでも,「ああそうか!」となるのではないでしょうか?
義務教育の教科書として認定して欲しいです。
名著「信頼の構造」の入門編 著者が以前書いた信頼の構造―こころと社会の進化ゲームを読んだ時、目から鱗が落ちまくった。「信頼社会」(デフォルトで「人は信頼するもの」とされている社会)の仕組みとして
「人を信頼すれば後々よいことがある」
という構造がビルトインされていることがロジカルに説明されており、すごいと感じた。要は「情けは人のためならず」ということわざの通り、ということ。
今回の本はこの「信頼の構造」をわかりやすくかみくだいたもの。そういった意味では新味はそれほどない。本書によく出てくる2つの社会、
「安心社会」(閉鎖的で限られた人々との間でしか取引をしない社会)と
「信頼社会」(オープンで誰とでも取引をするけれど、その分リスクもある社会)
の比喩として
「武士道」と「商人道」
が使われていたのが面白かったくらい。この2つがごっちゃになると、腐敗が起きるという話も納得感高い。タイトルを見ると単なる「警告本」と思われるかもしれないけれど、著者が言っている「安心」というのは普通とはちょっと違う意味に使っている。前述の通りわかりやすい本なので、「社会がいかに成り立っているのか」について興味ある人はぜひ目を通して欲しい。「信頼社会」を成り立たせるためには法体系の整備が必要など、社会システム論にも密接に関係する。
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